警察組織でも「フキハラ」
1. 警察組織でも「フキハラ」が認定される衝撃
皆さん、こんにちは。
3月、非常に驚くべきニュースが飛び込んできました。
警視庁の元警視正(60)が、**「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」**を理由に処分されていたという報道です。
警視正といえば、組織のトップ層。
部下が100人以上いるようなポストに就いていた人物が、「不機嫌」という理由で「警務部長注意」という公的な処分を受けたのです。
これまで「厳しい指導」や「職人気質の気難しさ」で片付けられてきた態度が、今や明確なハラスメントとして認定される時代になったことを象徴する事件です。
2. 「パワハラではない」が「処分」の対象になる理由
今回のケースで注目すべきは、**「パワハラは認定されなかった」**にもかかわらず、処分が下されたという点です。
- 証言: 「反論すると不機嫌になる」「一度嫌われたら終わり」
- 実態: 部下たちが萎縮し、職場環境が悪化した。
直接的な暴言や暴力といった「分かりやすいパワハラ」がなくても、**「上司の機嫌を伺わなければ仕事が回らない状態」**そのものが、組織運営を妨げる重大なリスクと見なされたわけです。
経営者の目線で見れば、これは非常に合理的です。
部下が「反論すると不機嫌になる」上司を恐れて口を閉ざせば、現場のミスやリスクの情報は一切上がってこなくなります。
それは組織の腐敗、そして崩壊の始まりに他なりません。
3. 経営者が自分自身、そして幹部に問うべきこと
このニュースを「警察のような古い体質の組織の話だ」と笑って済ませることはできません。
私たちの会社でも、同じことが起きていないでしょうか?
- 「あの人が不機嫌だから、今は報告に行くのをやめておこう」
- 「正論を言うと空気が悪くなるから、黙っていよう」
もし社員がそう感じているなら、その組織はすでに「フキハラ」の毒に侵されています。
今回の元警視正は、処分直後の今月に辞職したと報じられています。
長年積み上げてきたキャリアの最後が「不機嫌による処分」というのは、あまりにも寂しく、そして残酷な結末です。
4. まとめ:機嫌の良さは「能力」である
不機嫌を撒き散らすリーダーは、無意識のうちに周囲のパフォーマンスを削り、会社の資産(人材と時間)を浪費しています。
私は、リーダーにとっての**「上機嫌」は、性格ではなく「能力」であり「義務」である**と考えています。
「今日は機嫌が悪そうだな」と部下に気を使わせた時点で、リーダーとしてのコストパフォーマンスは最悪です。
今回の警視庁の事例を他山の石とし、私自身も「風通しの良い、誰もが萎縮せず発言できる環境」を作れているか、改めて襟を正していきたいと思います。
皆さんの周りには、「不機嫌」という壁で組織を止めている人はいませんか?





