加藤優弥 投手 東海REX 右サイドの速球派右腕 それゆけ！スカウティングレポート2023

加藤優弥 投手 プロフィール

加藤優弥 投手は小学校時代から軟式で野球を始め、中学時代は津ボーイズに所属します。

高校は金沢龍谷へ進学し、2年生の春からベンチ入りします。

当初は右の本格派右腕として140㌔超える球を投げていたのですが、

制球力に課題が残り、投球フォームを改造しました。

腕を下げたサイドスローにしたところから球速が大幅にアップします。

3年生になり最後の夏となりました2020年7月23日　石川県大会で金沢商と対戦したのですが0-5と1回戦で敗退してしまい、甲子園出場とはなりませんでした。

金沢商　０１１　０３０　０００＝５

龍谷　　０００　０００　０００＝０

しかしこの試合では無名の高校生であります加藤投手を目当てにNPB11球団が集結しネット裏から観戦。

中日ドラゴンズ、阪神タイガースのスカウト陣らが次のように評価します。

東海REXへ 社会人から狙うドラフト指名

その後、社会人の日本製鉄東海REXへ進んだ加藤投手は1年目から公式戦で登板します。

2021年は夏に行われた日本選手権の初戦、大阪ガスとの試合で全国デビューを果たしました。

9回表1-0と大阪ガスが1点リードの場面で東海REXは1アウト満塁のピンチを迎えます。

この場面でリリーフ登板した加藤優弥投手は大阪ガスの7番レフト古川選手に初球にピッチャー返しのセンター前2点タイムリーを打たれてしまいます。

続く代打で登場した左打ちの山川選手に2球目をレフトへタイムリーを打たれ3失点。ほろ苦いデビューとなりました。

しかし、1球1球の球は悪くなく、後続の右打者は打ち取っていますのでピンチでも低めに集める投球はやはり目を見張るものがあります。

今後の課題と伸びしろ

2022年5月5日に行われましたベーブルース杯、Honda鈴鹿との試合で先発した加藤投手の成績は

4回を投げて打者18人に対し　球数63 被安打6 奪三振3で2本のホームランを打たれて4失点と（無四球）結果を残せませんでした。

しかし、この試合、三塁側から加藤投手の投球を見ましたが球のキレはよく、やはりホームランを打たれた球はコントロールミスなのでコースさえ間違えなければもっと抑えられると

思います。

加藤優弥 投手の特徴

①最速150㌔のストレートにスライダー・カーブ・シンカーを投げ分ける。

②2種類のスライダーを織り交ぜて右打者のアウトコースへの直球と絶妙のコンビネーションで相手を翻弄します。

③セットポジションからでも常時140㌔後半の真っすぐが投げれますので

　試合終盤のセットアッパーとして適性のある投手だと思います。

以上のような特徴のある投手なんですが、加藤優弥投手には可能性を感じます。

阪神タイガースは獲得すべきか？

①阪神は右の中継ぎ投手陣の中で右のサイドが不在なので、岡留投手もいますが、この加藤投手もリストに入れる価値は十分にあるという点。

②なんといっても加藤投手は球の出力、馬力のある投手なので腕の振りもいいため先発というよりはリリーフに適性があるため、勝ちパターンのリリーフ投手の枚数を増や　したい阪神にとっては右のワンポイントリリーフとして面白い存在かと思う点。

③高卒3年目の社会人投手ですし左打者に有効なシンカーもありますので、左の強打者が多いセリーグでもなんとか1イニング任せられる中継ぎ投手になれるのではと期待したい点。

以上のような点から加藤優弥投手は獲得リストに入れるべきだと思いますね。

確かに新人投手に関しては実際に入団して投げてみないと分からない部分は多々あります。

大阪ガスの河野投手がカープに5位で指名はされたものの、額面通りの活躍が期待できるかどうかもわかりません。

しかし今後の阪神リリーフ陣をより充実したものにするためには

加藤優弥（かとうゆうや）投手は必ず必要な投手になると思いますね。

まとめ

まだまだ実績の乏しい投手ですが、ポテンシャルはありますので、プロ入り後に伸びしろを感じる投手です。

右サイドの投手ですが、左打者にもシンカーが有効なので1イニングならば抑える力はあると思いますので、中継ぎの層を厚くするためにはリストアップしてもいい投手だと思います。

ストレートがシュート回転して痛打を浴びる場面もありますが、馬力のある投手なので連投が効くと思いますので、試合中盤の同点もしくはビハインドの場面では重宝されると考えます。

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