門別啓人 阪神タイガース期待の高卒左腕 1軍デビュー マツダスタジアムでの広島戦で登板

18年ぶりのセ・リーグ優勝を飾った阪神は15日、島本浩也投手を抹消し、門別啓人投手を1軍登録した。

門別啓人 投手は東海大札幌高からドラフト2位で入団した高卒ルーキー左腕。今季は2軍で11試合に登板、うち6試合で先発し2勝2敗、防御率3.12という成績。

優勝を決めた阪神は、将来を期待される左腕に1軍でのチャンスを与えた。

門別啓人 初勝利の権利を持って交代も浜地が打たれる

阪神の先発は及川投手で「ブルペンデー」となったこの試合、2-0と阪神リードの3回裏から門別投手がプロ入り初登板を果たした。

しかし、いきなり7番マクブルームに四球を与え、続く8番の田村俊介に中前安打を許すと9番の床田投手が送りバントを決める。

1死2.3塁で野間を迎えると、カウント3B-1Sからインコースのストレートをレフト前へ運ばれた。

この時点で阪神2-3広島と逆転を許すのだが、阪神打線が床田を攻めて5回表に4番大山悠輔・5番佐藤輝明の連続適時打で逆転。

門別投手は3イニングを投げて球数62 被安打6 奪三振1 自責点3で勝利投手の権利を持って降板している。

しかし、その後リリーフ登板した浜地真澄投手がマクブルームに中前安打を許し、プロ初勝利の権利は消滅した。

門別啓人 ストレートの球筋は一級品

この門別投手の特徴は、なんといってもストレートのキレだ。

まず、球が垂れない。

スッと糸を引くように伸びるストレートは、十分に一軍打者でも抑えることができる。

ストレートの軌道は、岩崎投手のような感じで、まだ高卒ルーキーなので数年後のローテーション投手になる可能性はかなり高い。

現在、髙橋遥人投手が離脱しているタイガース投手陣においては、この門別啓人投手が加わってくれば、さらに強力な投手陣になるだろう。

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