阪神タイガース 近本光司が右脇腹に死球 神宮球場が一時騒然 怒号が飛び交う 岡田監督も怒りの表情

阪神タイガース 近本光司選手が9月3日に行われたヤクルトvs阪神22回戦の9回表の打席で死球を受けて途中交代した。

山本が投じたカウント１ストライクからの２球目だった。右脇腹にボールが直撃すると、近本はそのまま打席で崩れ落ちた。慌ててトレーナーが飛び出し、岡田監督も表情に怒りをにじませながらベンチから見つめた。

　近本はそのまま途中交代となり、代走・小野寺が告げられた。死球直後は神宮球場に怒号が飛びかい、一時騒然となった。近本がわき腹を押さえながらベンチに戻る際は大きな拍手が送られていた。

デイリー

阪神タイガース 近本選手は今季 脇腹2回目の死球

近本は７月２日の巨人戦で右脇腹に死球を受け、右肋骨骨折と診断されて出場選手登録を抹消された。それでも驚異的な回復ペースを見せて後半戦の開幕から戦列に復帰。

チームの快進撃の立役者となっていた。

8月を18勝7敗と長期ロードをハイペースで勝ち越せたのは打線のリードオフマンである近本選手の存在なくしてはあり得なかっただけに、ファンからも多くの心配の声が聞こえた。

阪神タイガース ヤクルト戦で梅野捕手も死球を受けて骨折

阪神 梅野選手が左手首に死球。治療でベンチに下がるも途中交代。ヤクルト戦で近本選手も3回に死球を受ける。

この試合でも近本選手は死球を喰らってたんやで！

近本選手のケガの結果は？

死球後、すぐにベンチ裏へ自力で下がっていった近本選手だが、病院へ直行か？と思われたのだが、試合終了後のハイタッチには笑顔でその姿を見せており、ネット上ではグラウンドを歩く姿も投稿されている。

本人のコメントも「当たってるんで。当たったら痛いですよね。そりゃ」と言いつつ「あんまり何もなかったのでいいと思います。別に」と問題がないことを報道陣に明かしている。

でも骨折ってその日は痛みがあまりないこともあるんやで！

この日は２本の三塁打で貢献。それでも「得点圏で打てなかったというのが残念です」と語っていた。

報道陣に対しては気丈に振る舞う近本選手であるが、明日（4日）には病院で検査を受ける予定。

検査の結果次第ではあるが、診断によっては7月に痛めた個所と同じもしくは近辺にボールが当たっている可能性もあり、油断はできない。

近本選手が離脱した場合 代役は？アレは遠のくのか？

好調を維持してきた近本選手が仮に離脱となると、猛虎打線の核弾頭を失うことになる。

7月は代役でルーキー森下翔太選手が1番センターのポジションを死守し、同時に打撃も上向いて来たことから大きな戦力ダウンにはならなかったが、それでも やはり近本選手が1番にいるのといないとでは、相手投手に与えるインパクトやプレッシャーが全然違う。

9月3日終了時点で2位カープと7.5差 マジックも15点灯しているチーム状況において、ここから順位をひっくり返されることは可能性として低いと思うが、打線のリードオフマンを欠いてしまうと、得点力が落ちることだけは間違いないだろう。

タイガースは9月5日（火）から中日と2連戦（バンテリン）そして週末には甲子園で広島との天王山を迎える。

おそらくドラゴンズ戦は涌井投手に小笠原投手、そして広島戦は床田投手・森下投手・中4日で九里投手の先発が予想されている。

現在、4番の大山選手の状態が今一つ上がってきていない状況で、打線の火付け役となる近本選手が、もしスタメンから名が消えたら・・・

好投手が次々に登板してくる勝負の1週間。

しかし、今までも数々の逆境を乗り越えてきた。

2023年の阪神タイガースは本当に「強いチーム」になった。

まだまだ守りもしっかりとして、投手陣も崩れていない。近本選手の状態は心配だが、アレに向かって虎はさらに一丸となって進んでいくだろう。

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